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2008年01月23日

図書室の海

■図書室の海
恩田陸 新潮文庫 本体476円

短編集。
ちょこちょこと寝る前に読んでいて、先日読了。
恩田陸は長編の方が面白いなあ。
(て、他の短編をあんまり読んでないのだが)
この短編も、十分楽しめるクオリティではあるけど、
作品ごとに変わる作風とか、
少女小説っぽいようなセリフとか、
独特なケレン味の部分が、
短編サイズだとハマリきれないというか、
「喰い足りん……」と思えたりして。

この短編集は長編のアナザーストーリーが載ってるので、
(「夜のピクニック」と「六番目の小夜子」の)
その作品が好きな人には楽しめます。

それにしても「図書室の海」というのは、
想像が膨らむ、すごくいい響きの言葉だなあ、
と読了してから、あらためて思ったんでした。  
タグ :恩田陸

Posted by ながみねようこ at 23:41Comments(0)TrackBack(0)文庫

2008年01月19日

姑獲鳥の夏

■文庫版 姑獲鳥(うぶめ)の夏
京極夏彦 講談社文庫

はー、というわけで、1月上旬分のまとめ書きは
とりあえずここまで。6冊。
なんか忘れている気もするけど……。
まあ、思い出したらまた書きましょう。
正月休みと東京移動などがあったので、
京極夏彦の厚手の文庫をまとめ読みしやすい状況ではありました。

で、「姑獲鳥の夏」読みましたよ。
これが京極夏彦デビュー作なんですね。(94年刊行)
噂にたがわず面白い。
ミステリであり、ホラーでありつつ、教養小説というか、
目からウロコをばこばこと落とされる快作。
そりゃファンも多いはずだ。
これからシリーズ読み進むの楽しみです。  
タグ :京極夏彦

Posted by ながみねようこ at 12:04Comments(0)TrackBack(0)文庫

2008年01月19日

サウダージ

■サウダージ
垣根涼介 文春文庫 本体619円
(単行本2004年8月刊 文庫2007年8月刊)

1月上旬読んだものシリーズ続き。
垣根涼介の“アキ”シリーズの3冊目。
これも面白かったですよ。
「今どき」ならではのピカレスク(悪役)ロマン。
格差、貧困、閉塞感、とか絶望的な状況に正面から向かいつつ、
単に露悪的でない、生命力や躍動感があるんですね。
性愛描写(なのか? 本作での「もうひとりの主人公」と
コロンビア人娼婦のドタバタ恋愛活劇でもあるんだけど)が濃厚なので
上京してたタイミングで、電車の中で読んでたらちょっとドキドキしました(笑)。

ちなみに、その、もう一人の悪役主人公「耕一」の顔は、
私の頭の中で、亀梨和也、ということになってます。
(いい年してミーハー。)  
タグ :垣根

Posted by ながみねようこ at 11:54Comments(0)TrackBack(0)文庫

2008年01月18日

午前三時のルースター

■午前三時のルースター
垣根涼介 文春文庫 本体590円

だいたい読み出すと同じ作家の本を探して、続けて読む、
というのは、読書が割合好きな人ならありがちなパターン、ですよね。
というわけで、垣根涼介。
これはデビュー作にして、2000年のサントリーミステリー大賞受賞作。

だいたいデビュー作にその作家の傾向、テーマは如実に出るというけど、確かに。
「父と子」「男としての矜持」みたいなものがしっかり描かれつつ、
エンタテイメントとしての骨格がしっかりしていて、
あっという間に読めてしまった。
  

Posted by ながみねようこ at 16:24Comments(0)TrackBack(0)文庫

2008年01月18日

ギャングスター・レッスン

■ギャングスター・レッスン
垣根涼介 徳間文庫 本体648円

しかし、簡単なメモといいつつ、
読んだ本についてなにがしか書こうとすると、
つい長くなるもんですね。
1月前半ぶんをまとめて書いているので、
慣れるまではこんな感じになるのかな……。

これは、去年、連れ合いが出張か何かの際に
空港でたまたま買った「ヒートアイランド」という小説が
面白かったので、作者プロフィールの中にあった
その「続編」をタイトルを探して、購入。
(なかなか見つからなくて本屋何軒かまわった。)

いわゆるピカレスク・アクションもの。
泥棒を生業にする男たちの話なんだけど、
人物造形が魅力的なのと、話にスピード感があり、
暴力描写があっても読後感がなぜか爽やかな印象。
というか、出てくる男の人(男の子)がカッコいいんだな、なんか。

この作家は私と同じ1966年生まれだったりする。
  

Posted by ながみねようこ at 16:16Comments(0)TrackBack(0)文庫

2008年01月18日

魍魎の匣

■文庫版 魍魎の匣
京極夏彦 講談社文庫 定価本体1038円

確か年末年始かけて今年まず読了したのが、これ。
正月早々でこんなにめでたくない内容の小説を読んでいるのもどうのなのか?
と我ながら思ったわけですが。
しかし、やはり面白かったです。
京極夏彦は気になりつつもなかなか手を出していなかった作家で、
京極堂シリーズ本編を読む前に、
その別シリーズの「百器徒然袋」のほうから
最近になってようやく読み出したという次第。
まあ、しかし、まだまだこれからこのシリーズで
読んでないものがたくさんあるというのは
楽しみなことのひとつであります。
映画もそろそろ公開中のようで、
賛否両論あるようですが、
この、ものすごくビジュアル的な内容の話をどう映画にしているのか、
興味あるところではあります。
  

Posted by ながみねようこ at 16:02Comments(2)TrackBack(0)文庫