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2008年05月25日

生きる意味を教えてください

●生きる意味を教えてください――命をめぐる対話
田口ランディ
バジリコ株式会社 本体1600円+税
2008年3月14日初版第一刷発行

「ドラマで泣いて人生充実するのか、おまえ。」と同時期に
アマゾンで購入した同じ出版社の本。
対談集はどうしても途中で飽きて読みとおせないものも多いんだけど、
これは、非常に中身が濃く、いろんな角度から、
「生と死」について語られていて、面白かった。
発見がたくさんある本で、何度か読み返したくなる本だった。
対談に登場する人たちは以下のとおり

藤原新也、内田樹、西垣通、鷲田清一、竹内整一、
玄田有史、森達也、宮台真司、板橋興宗

  

Posted by ながみねようこ at 15:35Comments(0)TrackBack(0)新刊

2008年05月13日

ドラマで泣いて、人生充実するのか、おまえ。

●ドラマで泣いて、人生充実するのか、おまえ。
(深呼吸する言葉)著・きつかわゆきお/出版社・バジリコ
2008年3月23日 初版第一刷発行 1200円+税

新書版型のメッセージ集。
「ロックする思索者」きつかわゆきお(橘川幸夫)さんの本。
短く、鋭い、あるいは深い言葉が並んでます。
ほんとうに心に届く言葉(共鳴する言葉)は、
水に投げた石のように、自分の気持ちにさざ波を作る、
ということが実感できる本。

たとえば、
「壊れるものは作ったからだ。
生まれるものは壊れない。」

あるいは
「ロックとは、
表現欲求よりコミュニケーション欲求が、
勝っていること。」

など。

自分の状態によって響いてくる言葉が変わってくるのも面白い。

というわけで、このところの私の座右の書です。

深呼吸する言葉ネットワーク

きつかわさんのページ

そして、
私も深呼吸する言葉、始めてみました。
深呼吸する言葉・ながみねようこ  

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2008年03月03日

ワンちゃん

●ワンちゃん
楊逸(ヤンイー) 文藝春秋 本体1143円
(2008年1月10日 第一刷発行)

これも芥川賞候補になった作品。
審査員講評で話題になっていて、
気になっていたので、単行本で買ってみた。
中国人が書いた日本語の文学。
なので、視点のズレ、意識のズレがナマっぽくて面白い。
でも、小説としてちゃんと読ませる面白味もある。
なんだか今まで読んだことない感覚の小説でした。

しかしまあ、中国の人たちって大変なことになってるなあ……。
芥川賞候補作以外の書き下ろし「老処女」っていうのも
身もフタもなくて面白かったです。
  

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2008年03月03日

光の指で触れよ

●光の指で触れよ
池澤夏樹 中央公論社 本体2200円
(2008年1月25日 初版発行)

で、こちらが新刊。
前作同様500ページ以上に亙る長編なんだけど、
これも、するするーっと、あっという間に読めてしまった。
子どもにもめぐまれ、深く理解しあい、
絆を作っていた(ように見えた)
前作の主人公夫婦が、
夫に恋人ができたことで離れ離れになって……
というところから始まるのが今回の話。
帯にも「現代に生きる困難」というフレーズが書かれてるけど、
前作以上に、そういうことに深く向き合い、
丁寧に書かれている、という印象の話。
夫婦と家族の間の緊張感が話の中の軸になっているので、
「で、どうなるの? どうするの?」と興味を引かれているうちに
いろいろな問題やテーマも含めて一気に読ませる。
いい小説でした。
みんなが(自分も含め)こういうふうに生きたらいい、
と思える終わり方だったのもよかったっす。  
タグ :池澤夏樹

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2008年02月14日

犬身

●犬身(kensin)
松浦理英子 朝日新聞社 本体2000円
(2007年10月30日発行)

すいぶん更新ごぶさたでした。
いやもうなにしろ引越しのごたごた&締め切りで……。

で、その合間を縫って読んだ長編がこれ。
けっこう一気に読んでしまいました。
ものすごーく後味のよくないものを、
痛快に描いた、力のある小説。
「人が犬になる」というありえない話を、
ありえるようにぐいぐい読ませる。
あと、登場人物(主人公が飼われる(!)女性の兄)の
ものすごい嫌なヤツぶりに、
「なんでここまで厭なのか……」といろいろ考えさせられる、
という部分でも、秀逸な仕組みがありました。

  
タグ :松浦理英子

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2008年01月18日

ゴールデンスランバー

●ゴールデンスランバー
伊坂幸太郎 新潮社 本体1600円
(2007年11月30日発行)

今年の新刊初読みは伊坂幸太郎の新作。
この人の作品にはほとんどハズレがないけど、
そのなかでもこれは「大当たり」のひとつ。
伏線の緻密さ、
こちらの読みの一枚上を行って「やられたー」と思わせる展開、
作品全体に流れる世界観、人間観、
どこを取っても私は楽しめました。
おすすめ。

ちなみに帯によると「伊坂的娯楽小説突抜頂点」
(て、どういう日本語だ?)
ストーリーは
「首相暗殺の濡れ衣を着せられた男は、巨大な陰謀から逃げ切ることができるのか?」
そのまんまの内容です。
  
タグ :伊坂幸太郎

Posted by ながみねようこ at 17:40Comments(0)TrackBack(0)新刊