てぃーだブログ › 日々、読んだもん。 › 雑誌(マンガ以外)

2008年03月03日

乳と卵(月刊文藝春秋)

●乳と卵
川上未映子
(でしたっけ? 手元に本がないので表記違ってたらスミマセン)

で、ここんとこ読んだもんを他にもまとめて。

これは、そろそろ単行本にもなったらしいけど、
単行本ではなくて、
文藝春秋の「芥川賞全文掲載、審査員講評つき」
という号を買って読みました。
(興味の持てそうな芥川賞のときだけしか買わない分厚い文藝春秋)
面白かった。
私としてはけっこう好きな小説。
前半はちょっとだるいなあ、と思ってたんだけど、
ラストはそれを補ってあまりある面白さ。
文体が独特だということは各所で言われているけど、
たしかに、なんというか、ジャズのようなうねりとリズムのある文体。
なので、乗れるまでが退屈、というのはあるんだろうな。
とても質感とか匂い、温度がある文章。
これからの作品も楽しみ。

それにしても、審査員講評のところで
石原慎太郎がものすごくムキになって
「おれはこんな作品認めない、ぜんぜんダメだ」
というようなことを言ってて、「へー」と思いました。
もはや、この人に好かれないほうが
小説としては面白いんじゃないかなあ、
と思います。
まあ、そういう人が審査員なのもどうなのか?と思うけど。

  

Posted by ながみねようこ at 12:46Comments(0)TrackBack(0)雑誌(マンガ以外)